日本バイオマスプラスチック協会 JBPA

海洋生分解性プラ識別表示制度 info

HOME > 識別表示制度 > 海洋生分解性プラ識別制度 info

海洋生分解性プラスチックの識別表示制度を開始しました

日本バイオプラスチック協会(以下、「当協会」という。)では、海洋生分解性プラスチックの識別表示制度(以下、「本制度」という。)の運用を開始することと致しましたのでご報告いたします。当協会では、海洋生分解性プラスチックの識別表示制度の制定に向け検討を重ねてまいりましたが、この度、本制度を制定し、運用を開始することといたしました。

背景、目的:

海洋プラスチックごみが世界的に重要な環境課題となっています。この抑制には資源循環の基本理念に則り、使用後の回収が原則ですが、それでもなお、回収システムの不備や自然災害等で意図せず環境中に漏出するプラスチック製品が多いのが実情です。 このため、海洋環境で生分解するプラスチック製品の普及が解決策の一つとして期待されています。
本制度にて海洋環境での生分解性と安全性が確認されたプラスチック製品を認証することで、利用者が容易に判別できるようにして健全な市場を形成し、かつ、意図せず漏出した場合の環境影響の低減に貢献します。

制度名称: 海洋生分解性プラ識別表示制度

制度概要

  • 海洋での生分解性および安全性が確認されたプラスチック製品を認証。
  • 海洋生分解性の評価基準および試験法は、国際標準(ISO)に準拠。
  • ポジティブリスト制を採用。プラスチックと添加剤を予め登録しておくことにより、製品での認証申請の際には材料構成と特定元素の含有量のデータを提出すれば良く、製品毎に生分解試験や安全性試験をする必要はない。そのため、簡易な手続きで、迅速に認証できる。
  • バイオマスプラスチック度が25%以上の場合は「海洋生分解性バイオマスプラ」の表示も可。

シンボルマーク(例)

1) 海洋生分解性プラマーク

海洋生分解性プラ MarineBiodegradablePlastics

2) 海洋生分解性バイオマスプラマーク

海洋生分解性バイオマスプラ MarineBiodegradable&BiobasedPlastics

認証取得のメリット

  • 製品の環境配慮のアピール、類似製品との差異化
  • 公共活動への参画、企業姿勢のアピール

例)

海洋プラスチックごみ対策
アクションプラン

PlasticsSmart

SDGs ゴール #14
「海の豊かさを守ろう」

SDGs Goal #14

※ 日本バイオプラスチック協会は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています

ポジティブリストへの登録申請について

  • 申請受付開始日:
    2023年7月12日
  • 対象:
    プラスチック、添加剤、中間製品
  • 登録要件:
    Now Construction 制作中

シンボルマーク使用申請について

  • 申請受付開始日:
    2023年8月1日
  • 対象:
    プラスチック製品
  • 登録要件:
    Now Construction 制作中

問合せ先: 日本バイオプラスチック協会 infojbpa58@jbpaweb.net

参考サイト:

海洋生分解性プラスチック開発・導入普及ロードマップ、経済産業省
https://www.meti.go.jp/press/2019/05/20190507002/20190507002.html

海洋プラスチックごみ対策アクションプラン、環境省
https://www.env.go.jp/press/106865.html

海の豊かさを守ろう、国際連合広報センター
https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/sustainable_development_goals/oceans/

以上